2019/12/25

刺繍で起業を考える皆様へ1(全3回)

第1回 刺繍のビジネスモデルを再考する。

2013年6月、私は当時の精研ブログでこんな記事を掲載しています。

6年以上も前のこの記事、現在でも一定のアクセス数を稼いでいます。
この事が何を意味しているのか。
刺繍機や刺しゅうミシンを活用したビジネスを考えている人がいて、弊社の精研ブログを読んで頂いていると私は考えています。

精研ブログ開設当初に掲載したもので、今読み返してみるとその内容に関しては恥ずかしい限りですが、今日まで刺繍機の販売を続けられているのも、タジマの刺繍機や刺しゅうミシンに関心を持ってくださる方々のお陰なんだと、感謝の念に堪えません。

さて、前置きが長くなりましたが、今回の記事は瞬間的にアクセスを増やして関心を持ってもらうとか、イベント前の告知や宣伝目的の記事ではありません。

前述した『刺しゅうビジネスにもビジネスモデルがあります。』 の記事のように、真剣に刺繍で起業を考える皆様に向けて、少しでもお役に立てる内容の記事を書き、過去に自分が書いた記事と同様、年月を越えて長く読んで頂ける記事になることを願って刺しゅうビジネスのビジネスモデルを再考してみようと思います。

刺繍ビジネスをはじめるのはどんな人?

みなさんは『刺繍ビジネス(刺しゅうビジネス)』という言葉をご存知でしょうか。
あまり耳慣れない言葉だし、イメージしにくいかと思うのですが、私たちがいう刺繍ビジネスとは「刺繍ミシンと刺繍ソフトを利用したビジネス」という意味で使っています。刺繍をするための機器を使って行うビジネスなら何でも刺繍ビジネスといったニュアンスで特に定義はありません。
では刺繍ビジネスを行っている人ってどんな人(会社)なのでしょうか。

私たちは大型の多頭式刺繍機を取り扱っているので、刺繍ビジネスを行っている人といえば、先ずは刺繍業者さんが思い浮かびます。
刺繍業者さんこそこのブログのタイトルと同じく、刺繍で起業して成功している人々ではないでしょうか。

百貨店やショッピングモールのお店に行くと刺繍ミシンを設置している店舗を見かけます。店頭に並んでいる商品にオリジナル刺繍を入れるサービスを行っています。
本来的な意味では違うと思いますが、刺繍ミシンを置いて刺繍サービスを行っているのでこれも刺繍ビジネスといえるかも知れません。

オンラインショップの場合は店舗はありませんが、刺繍サービスを紹介しているサイトは多くあります。これも店舗型の刺繍ビジネスと同じですね。

オンラインショップ、店舗、カタログ販売、電話などで受注をし、配送センターで刺繍を施してお客さまに商品を届けている会社もあります。

私がこの仕事を始めた20数年前は刺繍ビジネスという言葉はありませんでしたし、刺繍機を必要としている人といえば刺繍業者さんのことだったのです。わずか20年で刺繍ミシンを使うビジネスをする人はどんどん広がり今日に至っています。

明日あなたが刺繍ビジネスをやっていたとしても何ら不思議ではありません。
そのくらい刺繍ミシンは皆さんの身近なものなりつつあります。(第2回に続く)

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