2020/6/3

これからフォト刺繍を始めたい人へ 後編

解決できない 現実的な問題

ラフティング(2014年作)
ラフティング(2014年作)

こんにちは。樋口です。フォト刺繍クリエーターをやってます。
クリエーターとしての活動を始めたのは2018年からですが、フォト刺繍歴は8年になります。
これまでもフォト刺繍のギャラリーサイト(こちら)やInstagram (こちら)で作品を紹介し、作ってる時の苦労話などを書いてますが、フォト刺繍をやった経験のある方でも分かりにくい内容が多かったように思います。にもかかわらず、多くの方に関心を持っていただき大変感謝しています。
今回はいつもの切り口とは違って、これからフォト刺繍を始めたい、自分のビジネスに取り入れたいと考える方に予め知っておいていただきたい事をお伝えします。

手間がかかる。時間がかかる。お金がかかる。

『フォト刺繍をやりたい!』と思い、私の説明を聞いたとします。
そこで心が折れる人がほとんどです。

ちゃんとしたデータを作るのに手間がかかります。
基本的に刺繍ソフトに任せきりでフォト刺繍のデータを作ることはできません。
「画像を刺繍ソフトが自動で変換してくれるんじゃないの?」と思われるかも知れませんが、デフォルトではあなたが想像する刺繍作品は作れません。
修正作業は刺繍データ作成の何倍も手間と時間がかかります。

刺繍の作業自体も時間がかかります。
大体A3サイズの作品を刺繍するだけで3〜4日かかります。
タジマの高性能刺繍機を使ってこの日数です。
仮にデータ作成に3日、刺繍作業に4日でフォト刺繍1枚の作業日数は1週間以上かかります。
万が一、失敗した場合はもう一度データから見直すことになり、最低でもまた1週間かかってしまいます。
もしあなたが刺繍機を1台しかお持ちでなかったら、この1週間は他の刺繍の仕事は請け負うことができません。
この間、刺繍機からは売り上げも発生しません。

お金がかかります。
フォト刺繍をするのであれば、普通に刺繍するよりハード面でお金がかかります。
特にパソコンはハイスペックなものが必要です。
私の手法では糸もかなりの種類を必要とします。
使い切ることのない糸がフォト刺繍作品を作る度に増えていくのでムダも多いです。

相談してください!

タジマ刺繍機を使ってフォト刺繍をやりたいなら、是非、精研にご相談ください。
正直なところ、ここに書いただけでは中々伝わりにくいと感じています。
株式会社精研ショールームには私が作成したフォト刺繍作品の一部が展示してあります。
展示してある作品を見ながらフォト刺繍についていろいろ説明いたします。

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