2020/6/29

袋物枠の紹介

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

刺繍機で刺繍を入れるには、刺繍枠に生地を固定し、刺繍機にセットします。
刺繍枠は、色々な種類があり、用途によって使い分けます。
今回は、最もポピュラーで種類も豊富な袋物枠を紹介します。

袋物枠

袋物枠とは、内外2つの枠の間に生地を挟んで固定する刺繍枠です。
タオルやハンカチはもちろん、Tシャツやバッグなど袋状になった生地を固定することができる刺繍枠です。

構造

袋物枠は、外枠と内枠の2つで構成されています。
外枠と内枠の間に生地を張って固定します。
外枠には、生地を固定する為の枠調整ねじが付いています。
また内枠には、枠を刺繍機にセットする為の金具(枠腕)が付いています。

生地をセットする

袋物枠に生地をセットしてみましょう。

外枠の枠調整ねじを緩めて、内枠を外します。

外枠の上に生地を置きます。
芯地を使う場合は、生地と芯地を一緒に挟んで固定します。

生地の上から内枠をはめこみます。

生地の織目や編目がゆがまない程度に生地を引っ張り、調整ねじを締めて固定します。

刺繍機にセットし、刺繍をします。

ちょっとしたコツ

枠調整ねじを締めすぎると枠がたわみ、生地がたるんでしまう場合があるので注意が必要です。
Tシャツやニット生地など伸縮性のある生地は、伸ばさずたるまない程度に張ります。
また、縫製後の製品などに刺繍を入れる場合は、生地の傾きにも注意が必要です。

刺繍の仕上がりを美しくするには、生地をたるまないように張ることが大切です。
テーブルの上など平らなところでセットすると上手く張ることができます。
また、生地や刺繍柄に合わせた大きさの刺繍枠を使うことによって、生地の張りが安定し、綺麗な仕上がりになります。

こんな使い方も!

袋物枠に対して生地が小さく挟めないときなどは、置き縫いシートに窓を作り、周りに両面テープを張りつけ生地を固定します。

この方法で、ワイシャツの襟や裾などにも刺繍を入れることができますよ。
袋物枠は、丸型や角型、サイズも数センチ刻みでたくさんの種類があります。
より綺麗な刺繍をする為に、こんなにたくさんの種類があるのですね。
精研では各種刺繍枠を取り扱っております。

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