2021/3/8

ニット針

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

ニット針

ニット生地に刺繍をするとき、ニット針に交換していますか?
ニット針とは、ニット素材を縫う事に適した針です。
特徴は、標準の針よりも細長く、先端は丸みを帯びた形状(ボールポイント)になっています。

上が標準針、下がニット針です
上が標準針、下がニット針です

ニット針を使う理由

標準の針でニット生地を縫うと、生地を編んでいる編糸に針が刺さり、地糸切れを起こし穴が空いたり、伝線が発生する事があります。
ニット生地は1本の糸を編むことで生地が出来上がっている為、1ヶ所でも穴が空いてしまうと、そこからどんどんほつれていってしまいます。

一方、先端が丸いニット針を使うと、生地を編んでいる編糸に針が刺さらず、糸と糸の間に針が落ちるので、上手く縫う事ができます。
ニット針は、編糸を避けながら縫う事ができる針です。

見分け方

ニット針の先端が丸くなっているとはいえ、目視で見分けるのは難しいです。
標準の針DBxK5Z1とニット針DBx1KNの違いは、太さや長さの他にも、表溝で見分ける事ができます。
2本を比べると、表溝が軸まであるのが標準の針(K5Z1)、表溝がテーパー部まであるのがニット針(1KN)です。
見分ける時の参考にしてくださいね。

ミシン針は消耗品です。摩耗したり曲がっていたりすると、目飛びや糸切れの原因となりますので、上手く縫えない時は新しい針に交換してみてください。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。

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