2021/9/24

デジタルテンションゲージの紹介

糸調子の管理

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

糸調子は、縫いや刺繍の仕上がりに影響するので、しっかり合わせたいところですね。
今回は、糸調子(糸を引っ張ったときの抵抗値)を測定できる機器「デジタルテンションゲージ」を紹介します。

糸調子

下糸のテンションは、20gから35gが標準的なテンションと言われています。
これは、糸端を持ってボビンケースを揺らした時に、ボビンケースがゆっくり降下するくらいです。(適量に巻いた下糸を、糸案内コイルに通さない状態で行います。)

上糸の場合は、120デニールのレーヨン糸で、110gから130gが標準的なテンションとされています。
上糸ロックを開放させた状態で、上糸を引っ張った時の抵抗で調整するのですが、感覚に頼るところがあるので、慣れるまではなかなか分かりにくいですよね。

そんな時には、デジタルテンションゲージを使うと、抵抗値を数字で示してくれるので便利です。

デジタルテンションゲージ

デジタルテンションゲージは、糸の抵抗を測る機器です。
下糸、上糸それぞれの抵抗値を数字で表してくれるので、糸調子を合わせる目安になります。

下糸の計測
下糸の計測
上糸の計測
上糸の計測


デジタルテンションゲージがあれば、糸調子を数値で表してくれるので便利ですね。
刺繍の仕上がりを綺麗に、また糸切れや吸い込みを減少させて効率良く作業できるように、糸調子はしっかり合わせていきたいですね。

標準的な糸調子は、あくまで目安です。実際の刺繍の仕上がりに応じて微調整が必要です。
この辺が刺繍の難しさでもあり、奥の深い所です。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。

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