2021/10/25

下糸巻装置

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

今回は、下糸巻装置でボビンに下糸を巻く時のポイントを紹介します。
ポイントは、「テンション」「巻き量」「バランス」の3か所です。

巻きテンションの調節

下糸を巻き取る時のテンション調整は、黒いつまみを回転させて調整します。

その際、下糸を写真赤丸で囲った軸の切れ込みに通すようにします。

溝に糸が通っていない状態
溝に糸が通っていない状態
溝に糸が通っている状態
溝に糸が通っている状態

巻き取った下糸を爪などで触り、しっかり巻かれているか確認します。
巻きが緩く糸が動くようであれば、つまみを時計回りに回してテンションを強くします。

巻き量の調節

巻き量の調整は、銀色の丸いツマミを緩め上下に動かして調整します。
上に動かすと巻き量が増え、下に動かすと巻き量が減ります。少ない巻き量から、段階的に調整していきます。

ボビンに対して8~9割の巻き量に調整します。
巻き量が多すぎると、糸が外にあふれ出るので、注意して下さい。
また、巻きすぎるとボビンケースにセットしたとき、下糸がボビンケースに擦れて適正な糸調子が取れませんので注意が必要です。

糸があふれて軸に巻き付いた状態
糸があふれて軸に巻き付いた状態

巻きバランスの調節

巻きバランスの調整は、写真赤丸で囲ったねじを緩め、糸道を前後に動かして調整します。

片側に寄っている場合は、寄っている方向の逆に糸道を動かし、平行に巻き取れる位置に調整します。

片側に寄っている状態
片側に寄っている状態

調整箇所

巻きテンションの調節
巻きテンションの調節
巻き量の調節
巻き量の調節
巻きバランスの調節
巻きバランスの調節


下糸は、巻きテンション、巻き量、巻きバランスの3つを整え、適正に管理して下さいね。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。


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