新しい産業用技術としての活用（開発協力）

新しい産業領域において、刺繍技術が「新たな選択肢」として注目を集めています。刺繍には繊維産業の一部というイメージがあるかもしれません。しかし「基材になにかを縫い付ける」という機能が、新しい分野で活用され始めているのです。

例えば、自動車のシートヒーターはかなりメジャーな存在です。ここで発熱用のヒーター線を固定する手段として、刺繍の技術が使われています。また、針の代わりにパンチを用いて穴開け加工をしたり、レース編みからヒントを得て、カーボン繊維のプリフォームに応用されています。

産業用の刺繍技術は、ほとんど知られていません。それだけに思いがけない効果が期待できます。IoTやウェアラブルコンピューティングの世界でも注目されつつあり、自動車、航空宇宙、建築、家具、ロボット、バイオ、食品、介護、医療、教育など利用の可能性は尽きません。

もし何かアイデアをお持ちであれば、ぜひご相談ください。刺繍に関する予備知識は不要です。必要に応じて、基礎から応用まで説明させていただきます。また私たちも他の業界については素人です。だから可能性があるのです。