

2025/7/2
DG.NET SaaS講座 5.フォント登録
DG.NET SaaSやShopifyを使用したネットショップ構築の登録の方法を説明します。
こんにちは。株式会社精研の八田です。
DG.NET SaaS講座 第5回、今回は「フォント登録」です。
ネットショップで大人気の「名入れ」機能。お客様のお名前やメッセージを入れて、オリジナル商品が作れるって、やっぱり魅力的ですよね。
DG.NETでは、入力したフォントを刺繍データに自動生成してくれるという、夢のような機能があります。これ、結構スゴイんです。
今回は、その「フォントの登録方法」を説明します。
この作業ではDG.NET SaaS管理画面「Pulse ID」を使用致します。
DG.NET SaaSに登録されているフォントを呼び出すだけなら比較的簡単な作業になります。では、いきましょう!
Step.1 フォント選び
まずは登録したいフォントを決めます。
「Pulse ID」の画面だけだとどんなフォントなのか分かりづらい…。なので、「DG16」で先にフォントを見てもらうと分かりやすいです。
※ちなみに、DG.NET SaaSでは、本来別料金の有料フォントも全部使えるという大盤振る舞い。中には「DG16」にはないフォントもあるかもしれません。それがどういうフォントかは登録してからのお楽しみになります。
今回はこの「Russ Times New」というフォントを例に登録してみます。
Step.2 フォント登録(アルファベット)
1)Pulse IDで登録画面を開く
では、DG.NET SaaSの管理画面「Pulse ID」を開いてください。
左のメニュー「設定」→「フォント」→「フォントリスト」を選んでください。
「作成」ボタンをクリックすると「フォントの登録」の画面が表示されます。
2)ステップごとに設定
フォントを登録していきます。
・Step.1は「刺繍テンプレート」を選んでください。
・Step.2は名前なのですが、一旦とばして先に
・Step.3の「Pulse Font Name」下のタブをクリックしてください。
・「Pulse Font Name」をクリックして、タブの中からお目当てのフォントを選択してください。探すのが大変かもしれませんが、ずらーっと並んだフォントの中から「Russ Times New」を選択します。
・ここでStep.2の名前を入力してください。これがネットショップ上で表示されるフォント名になります。そのまま「Russ Times New」でもいいですし、「ラス太郎」とか自分なりの名前に変更してくれても構いません。
3)Embroidery Settinngsの5つのポイント
次にStep.3の「Embroidery Settings」を選択してください。
刺繍の各種設定が出来る画面になりますが、今回は変更必要な5つの項目について説明します。
・最小文字数 最大文字数
文字数の制限になります。
ただ、第7回で説明予定のテンプレートの登録の際にも最小・最大文字数が設定でき、そちらが反映されるようになります。
ここでフォントとしての最大数を登録して、後ほどデザインや状況によって個別に最大数を設定するようなイメージです。
ですので、最大数を多めに設定していただくことをお勧めします。
・Is Two Line Txet (2列にしますか)
これは二列の表記を可能にするかどうかの確認です。
これを「Yes」にすると文字が多くなった場合、2列目に突入されるようになります。絶対1列だけで構わないという方は「No」のままにしておいてください。
・Upper Case(大文字)
大文字を使いますか?との意味です。
アルファベットを使用する際は、「Yes」にしてください。
・Lower Case(小文字)
小文字を使いますか?との意味です。
先程のUpper Casw同様、アルファベットを使用する際は、「Yes」にしてください。
・Includes Numbers(数字を含む)
数字を含みますか?との意味です。
「No」のままだと数字が入力できなくなります。こちらも「Yes」にしてください。
上記、デフォルトだと「0」や「No」になっています。必ず確認してください。
忘れてしまうと文字が上手く生成できなくなりますので、ご注意ください。
他は必要がなければ設定しなくても問題ないです。
設定が終わったら、右下の「保存」を押して登録完了です。
これで「Russ Times New」が登録されました。
Step.3 フォント登録(日本語)
日本語も手順としてはアルファベットとほとんど一緒です。
Step.3の「Embroidery Setting」だけ変更が必要かと思います。
今回は、「タジマSP楷書体」を登録していきます。ちなみにこれは「DG16」だと有料の追加フォントになります。
左のメニューから「設定」→「フォント」→「フォントリスト」
「作成」ボタンをクリック。
Step.1「刺繡テンプレート」
Step.3「07タジマSP楷書体」を選択
Step.2「タジマSP楷書体」入力
私はタジマ工業の宣伝のため、フォント名を「タジマSP楷書体」にしておりますが、皆さんは「SP楷書体」などで構いませんよ。
Step.3「Embroidery Setting」について
・最小数、最大数
最大数ですが、日本語はアルファベットに比べると文字も大きくなりますので、私は最大数を減らしてます。
・Is Two Line Text
2列のデザインを作る予定がある方は「Yes」にしておくと良いです。
・Upper Case ・Lower Case
日本語では大文字小文字の概念がないため、どちらもNOで良いです。
・Includes Numbers
数字は使用する可能性がありますので、「Yes」にしておくと良いです。
アルファベットとの違いは文字数と大文字小文字をYseにする必要がないことですね。
問題がなければ右下の「保存」を押して登録完了です。
これで「タジマSP楷書体」が登録されました。
まとめ
今回は「フォント登録」の方法をご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
フォントが増えると、お客様が選べる幅もグッと広がりますし、
「あのフォントが使いたい!」というニーズにも応えられます。
次回は「テンプレート作成」です。
主に「DG16」を使って、DG.NET SaaSで使用する刺繍デザインの、「型」みたいなものを作成する方法をご紹介します。
どうぞお楽しみに!