2020/5/15

刺繍データ作成 3

刺繍の概念説明 3

縫う順番を決める

こんにちは、本日の精研ブログを担当いたします大森です。
よろしくお願いします。

過去にご紹介した内容はこちらです。
1回目 「縫い方の指定」
2回目の前回は刺繍の独自概念4つある内の1つ 「縫いの方向を指定する」 を紹介しました。

今回は「縫う順番を決める」を紹介します。

縫う順番とはデザインの上と下を決めることです。

刺繍は縫った上から縫い重ねることもあり、その際に上と下という概念を用います。

デザインの上と下って言われてもわからないですよね。

画像を交えてご覧ください。

デザインをパーツに分ける

まず大森の「大」を一度分解してみましょう。

刺繍的には「大」という文字はこのように3つのパーツからできています。

ではこれを繋げて刺繍してみましょう。

繋げ方が数パターンあり面白いことになります。

縫う順番を変えるだけで同じ文字ですが違う仕上がりの刺繍になります。
オリジナルのデザインではより顕著に風合いが変わります。

これが刺繍の上と下、つまり「縫い順番を指定する」ということです。

どちらが正解という決まりはありません。
デザインによって臨機応変に順番を決めていきます。

ここが刺繍データ作成において個性がでる所ではないでしょうか。
文字の場合は似通ってくるとは思いますが、オリジナルデザインは人によってバラバラ。
同じ人でもその日に作成したデータと違う日に作ったデータでも違う場合が多々あります。

要は美しい仕上がりになれば良いのではないのでしょうか。

それが一番難しいのですが・・・そこが経験値やセンスの良し悪しになってきます。

中級編

刺繍には表面だけでなく裏にも気を付けて縫うのが刺繍中級者ではないでしょうか。

刺繍は出来るだけ糸を切らずに縫う方がクオリティも時間効率もいいのです。

・時間効率は単純に刺繍機が糸を切る際に一瞬停止して糸を切るので、糸切が多いと仕上がり時間は多くなります。

クオリティとはどうゆうことか。

・糸切りが多ければ多いほど、糸切りした場所から 糸がほつれて来る危険は高くなります

・少ししか縫わずに糸切りすると刺繍機の特性上、糸抜けしやすい。

・裏が汚くなる

このように裏がグシャグシャになっており美しくありません。

ではどうするか。

ランニングの小技

先ほどの刺繍をランニングを使い糸切回数を減らしてみましょう。

どのようにするか。

このように離れていてもランニングで繋げてあげることにより、糸を切らずに連続して縫うことが可能となります。

続きを縫っていきます。

このように上から被せてあげることによって下のランニングは隠れます。

先ほどの画像と裏の比較もしてみましょう。

比較すると一目瞭然ですよね。

完成している製品に刺繍加工することが昨今多くなっており、表だけでなく裏面も気を使って刺繍加工・データ作りをする。

皆さんご自宅にある刺繍アイテムを見てください。
綺麗ですか。

精研は綺麗に刺繍アイテムを作りたい方を全力でサポート致します。

次回に続きます。

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