2021/3/23

ミシン針の番手

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

前回の記事では、通常針(DBxK5Z1)とニット針(DBx1KN)の用途と、見分け方についてお話しました。ミシン針には、その他にも様々な種類の針があります。
また同じ種類の針でも、太いものから細いものまであります。

ミシン針の番手(太さ)

ミシン針の太さは、番手といわれる数字で表します。
例えば「DBxK5Z1 #11」こちらの表記は、DBxK5Z1が針の種類で、#11(11番)が針の番手(太さ)になります。
11番の他にも「DBxK5Z1 #10(10番)」や「DBxK5Z1 #12(12番)」といった太さの違うものがあります。針の太さは、番手の数字が大きくなるほど太くなります。

番手の使い分け

ミシン針の太さは、生地によって使い分けます。基本的に、厚い生地には太い針、薄い生地には細い針を使います。
厚い生地を細い針で縫うと、針が生地に負けて曲がったり折れたりすることがあります。その為に、厚手の生地には貫通力の高い太い針を使います。
反対に、薄い生地を太い針で縫うと、生地の糸が切れて穴が空いたりすることがあります。その為に、繊細な薄い生地には、ダメージを与えないよう細い針を使います。

番手の見分け方

針の番手は、根元に刻印されています。上の写真では「ORGAN」の横の数字が番手です。

因みに、針の番手には、国内番手と海外番手があります。国内番手11番は、海外番手75番になります。

針の番手が分からなくなった時は、根元の刻印を見て下さいね。

ミシン針は消耗品です。摩耗したり曲がっていたりすると、目飛びや糸切れの原因となりますので、上手く縫えない時は新しい針に交換してみてください。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。


ホームへ先頭へ前へ戻る