2021/10/14

デジタルテンションゲージ2

上糸測定のコツ

本日の精研ブログを担当いたします三谷です。
よろしくお願いします。

前回のブログでは、糸調子を測定できる機器「デジタルテンションゲージ」を紹介しました。
今回は、デジタルテンションゲージを使うときのポイントを紹介します。

上糸の計測

上糸の計測は、上糸ロックを開放させた状態で測るのですが、ちょっとコツが要ります。
閉じたまま計測すると、糸に抵抗がかかって正しい数値が計測できませんので、注意が必要です。

上の写真のように①(上糸ロックを引っ張る)②(テンションゲージを持つ)③(上糸を引っ張る)3つの動作を同時にしなければなりませんので、慣れるまではなかなか難しいですね。

上糸ロックを、手前に引っ張った状態
上糸ロックを、手前に引っ張った状態

ワンポイント

そこで、下の写真のように、上糸ロックに糸を通さない状態(抵抗がかかっていない状態)にすると計測し易くなります。

この状態ですと、上糸ロックを引っ張る動作から解放されるので、計測し易いですね。

※計測後は、上糸ロックに糸を通すのを忘れないようにしてくださいね。

刺繍の仕上がりを綺麗に、また糸切れや吸い込みを減少させて効率良く作業できるように、糸調子はしっかり合わせていきたいですね。

精研は刺繍ビジネスをサポートします。気になることは、お気軽にご質問ください。


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